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遷ろいゆく関心事を書き留めていく

ベビーカーの選び方、チェックポイント25項目

ベビーカー購入にあたって、初めのうちはどういうポイントをチェックしたらいいのか分からず、右往左往していましたが、いろんなメーカーのベビーカーを比較しているうちに、チェックすべきポイントがだんだん分かってきました。

最終的に、25項目をチェック・比較することで自分たちに合ったベビーカーを見つけられたので、これからベビーカーを購入しようとされる方に少しでも参考になればと思い、チェックポイントをまとめてみます。

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photo credit: thejbird via photopin cc

 

 

1. 基本スペック

サイズ、重量、タイヤといった基本的なスペックを確認しましょう。横幅や重量などは皆さん必ずチェックすると思いますが、奥行きやタイヤタイプなども意外と重要です。

[1] 横幅

生活動線の中で、幅の狭いところにどんな場所があるかを考えてみると、許容できる横幅が決まってきます。例えば、一般的な鉄道駅の改札の幅は55~60cmですので、横幅がそれ以上あるベビーカーの場合は車椅子対応の幅の広い改札(90~95cm)が設置されていないと通ることができません。また、電車をあまり使わない方でも、よく使うスーパーマーケットのレジの幅などはチェックしておくといいかもしれません。ただし、「横幅が小さい」=「シート幅も狭い」ので、赤ちゃんにとっての座り心地を考えると、コンパクトすぎるベビーカーは考えものです。

 

[2] 奥行き

通常使用時にはあまり影響のない要素が奥行きだと思いますが、子どもが移動中にベビーカーで寝ていて、帰宅後も起きるまで( or 眠りが浅くなるまで)少しの間そのまま寝かせておいてあげる、というときに、玄関に入るサイズかどうか、という点で関係してきます。

※いくら気持ちよさそうに寝ているからといって長時間玄関に置いたままにするのはダメですよ。玄関がすごく暑い・寒いとか、蚊が入ってくるとか、ちょくちょく様子が見られないとか、そういうときは(泣いちゃうかもしれませんが)起こしてベビーカーから出してあげましょうね。

 

[3] 高さ

まず、自家用車が小型車の場合や、普段からトランクに荷物を積み込んでいる場合、折りたたんだときにトランクに入るかどうかをチェックしましょう。また、押しやすさという点でも大事なのが高さです。身長が高い方の場合、ハンドルが低いベビーカーは腰に負担がかかってつらいです。進行方向に何かを押すとき、最も力が入りやすいのは地面と水平な場合なので、高すぎて押しづらい、ということにはなりません。夫婦や祖父母も一緒に使う可能性があるなら、なるべく身長の高い人に合わせた方がいいでしょう。

 

[4] 重量

ベビーカーをたたんで持ち歩いたり、階段の昇り降りがあったり、自家用車に乗せ降ろしをすることが多いなら重量は大事な要素です。軽いタイプにしておかないと痛い目にあいます。逆に、移動中にたたんで持ち歩くことはあまりない、エレベータがある(あるいは1階)といった場合は、あまり神経質にチェックしなくてもいい要素です。極端に重い(12~13kgを超える)ベビーカーでなければ、日常使用時に意識することもあまりありません。走行時の安定性という面では、軽すぎるベビーカーは若干頼りないのも確かです。

 

[5] タイヤ径

当然ながら、大きい方が操作性・安定性ともに高くなります。径が小さいと、段差を乗り越えるときに苦労したり、でこぼこ道(石畳や舗装されていない道など)では振動が吸収されにくく、乗り心地が悪くなります。(せっかく寝てたのに起きちゃった、は避けたいですよね) ベビーカーの実物を見に店舗に行くときは、店内の平らな滑りやすい床面ではなく、可能であれば外に出て試させてもらった方が懸命です。

 

[6] タイヤタイプ

三輪バギータイプのベビーカーには、エアタイヤ(自転車のタイヤのように空気を入れているもの)を採用しているものも多くあります。クッション性が高く、走行性が高いのがメリットですが、その反面、定期的に空気を入れる必要があり、パンクする可能性もあるのがデメリットです。ゴムタイヤの内側にウレタンなどの素材を入れてパンクする心配のないノーパンクタイヤのベビーカーもありますが、コスト的にはやや高めになります。ただし、タイヤは赤ちゃんにとっての乗り心地に直結する要素のひとつなので、しっかりチェックしたいポイントです。

 

[7] シート高さ

ベビーカーの外寸(横幅・奥行き・高さ)だけでなく、子どもが座るシートの地面からの高さも大事なポイントです。ひとつは、夏場にアスファルト上を移動する際の、暑さ対策の面。地面に近くなればなるほど気温は暑くなります。もうひとつは、乗せ降ろしのしやすさの面。こちらも、高い方が楽に乗せ降ろしができます。唯一、注意したいのは、シートハイが高くなると、安定性が落ちるという点です。横方向から押されたときに、座面が高い(=重心位置が高い)と倒れやすくなってしまいます。横幅がコンパクトで重量も軽く、座面が高いベビーカーの場合は、道ですれ違う人とぶつかったときなどに倒れにくいかどうかを念の為にチェックしておきましょう。

 

[8] シート幅

シート高さと同様に、子どもにとっての乗り心地に直結する要素がシートの幅です。低月齢児の場合はシート幅がたっぷりとあるように思えても、体が大きくなってくるとシートが狭いと窮屈になってしまいます。仕様上、「36ヵ月まで」や「15kg」までとなっている国内メーカーのベビーカーと、「4歳頃まで」や「20kg」までとなっている海外メーカーのベビーカーを比べると一目瞭然ですが、3歳を過ぎても同じベビーカーを使い続ける予定なら、ある程度シート幅の広いベビーカーを選んでおいた方がいいかもしれません。

 

[9] シート素材

どんな地域に住んでいるかによって重要さが異なりますが、通気性・保温性に直結するのがどんなファブリックが使われているか、という点。日本のメーカーのベビーカーには、暑さ対策として通気性の高い素材(メッシュ等)を採用したものも多いですが、海外メーカーのベビーカーは通気性という観点ではあまりファブリックに対策を施していないものもあります。蒸し暑い気候の地域に住んでいる場合は、構造上の通気性(風が通るかどうか)と合わせて、素材そのものの通気性にも気を配っておいた方がいいでしょう。

 

[10] 持ち手形状

持ち手が二手にわかれたハンドルタイプか、左右がつながったバータイプか。ハンドルタイプは握りやすさを重視しているので両手で扱う場合は押しやすいものが多いですが、バータイプは片手でも押すことができるのが利点です。また、バータイプの場合はフック等を取り付ければ、荷物をバーに引っ掛けやすくすることもできるのがメリットです。

 

2. ベーシック機能

多くのベビーカーに備わっている基本的な機能について見ていきます。

[11] 折りたたみ方法

片手でも簡単に折りたたみができるタイプもあれば、けっこう複雑なたたみ方のものもあり、ベビーカーの特色が大きく出るポイントのひとつです。例えば、折りたたむ際に地面に横倒しにしないといけないタイプのものがありますが、雨で濡れた地面や泥がつきやすい地面の上でたたむ場合に汚れやすいので注意が必要です。また、折りたたみ方だけでなく、開き方も重要です。簡単に開けるかどうかは、簡単に折りたためるかどうかと同じくらい重要です。

 

[12] 折りたたみ時の自立

折りたたんだときに自立するかどうか、これは多くの人が購入時のポイントに挙げる点だと思います。玄関に置いておくときにも、喫茶店やレストランでも、電車やバスでも、保育園に置いておく場合でも、当然ながら折りたたんだときに自立できた方が便利なことは間違いありません。

 

[13] 折りたたみ時のタイヤ位置

折りたたんだときに、前輪・後輪のタイヤがどこに仕舞われるか、という点です。例えば、折りたたんで自立させたときに後輪がハンドル側(上の方)に来る構造のものは、レストラン等でテーブル横に置く場合には近くを通る他のお客さんに汚れがつかないよう注意が必要ですし、ちょっと目を離した隙に子どもがタイヤについた泥を触ってしまうこともありえます。自立させたときに前輪・後輪とも、タイヤが地面に近い位置になるような構造のものの方がいいでしょう。

 

[14] リクライニング

新生児期から使う場合はフラットにできるかどうかが大前提ですが、生後6~7ヶ月以降で使うバギータイプのものでも、眠ってしまったときにはある程度シートを倒して寝やすくしてあげたいですよね。逆に、一番手前に起き上がらせてもやや深めに寝ている状態になってしまうベビーカーは、ある程度子どもが大きくなると前が見にくくて嫌がる(前かがみになろうとする)という難点が出てきます。また、リクライニングさせられる角度の範囲だけでなく、範囲内で無段階調整できるタイプなのか、2~3段階でリクライニング角度が決まっているタイプなのか、座らせたままでリクライニング(倒す/戻す)させられるかどうか、といった点も大事です。

 

[15] サンシェード(日除け幌)

日差しが強いときに被せる幌、大きい方がいいのは当然ですが、どこまで被せられるか、細かく調整できるか、被せたときに中の様子が見えるようになっているか、UVカット等の加工がなされているか、撥水加工がなされているか、といった点もチェックしておきましょう。

 

[16] 荷物入れ

メーカーによって荷物入れの大きさはサイズ表記(cm)だったり容量表記(リットル)だったりとまちまちなため比較しにくいですが、単純な「大きさ」だけでなく、出し入れのしやすさも重要です。特に、荷物入れが座面の下にあるタイプで、座面が沈み込むベビーカーの場合、子どもが座っていると荷物の出し入れがしにくいものがあるので注意が必要です。

 

[17] シートベルト

3点式や5点式などがありますが、安全面を考えれば5点式のほうがいいですね。歩道の段差などに躓いたり、他の歩行者とぶつかって倒れそうになったときに、3点式だと上半身がフリーなので前のめりになってしまうため危ないです。5点式を嫌がるお子さんもたまにいるようですが、安全を優先すべきだと思います。

 

[18] フロントガード

シートベルトは飛び出さないようにするためのものですが、フロントガードは主にすれ違う歩行者の持つカバンなどがぶつからないようにするためのもの。また、フロントガードがあった方が持ち上げるときに掴みやすかったり、赤ちゃんのおもちゃを括りつけることができたりと、何かと重宝します。簡単に取り外しができれば乗せ降ろしの際に邪魔に感じることは少ないので、着脱方法をチェックしておきましょう。

 

3. オプション機能

ベビーカーの“ウリ”としてアピールされる、+αな(特徴的な)機能について見ていきます。

[19] ハンドル高さの調整

身長差のある夫婦に嬉しい、ハンドル高さの調節機能。ハンドルを引き出すようにして高さを変えるタイプもあれば、バーハンドルの角度を変えることで高さを調整するタイプもあります。身長の高い人が使う場合、概ね105~110cm以上に設定できれば、腰への負担が少なくなり、快適に押すことができるはずです。

 

[20] フットレストの調整

足がぶらぶらしなくなるフットレストですが、低価格帯のベビーカーにはそもそもフットレスト自体がないものも多いです。高機能なベビーカーでは、子どもの身長に合わせて、フットレストを段階調整できるものがあります。

 

[21] シートの取り外し

洗濯するために取り外しができる、というものと、気候に合わせてシートを部分的に取り外すことができる、というものがあります。また、リバーシブルになっていてデザインを変えられる、というものもありますね。

 

[22] ブレーキ

機構は大きく分けると2つあり、手元のハンドルでブレーキをかけられるものと、足元のペダルでブレーキをかけられるものがあります。また、ブレーキの目的も大きく分けると2つあり、乗せ降ろしの際などに動かないように固定するためのブレーキ機能と、下り坂でスピードを調整するためのブレーキ機能があります。

 

[23] トラベルシステム

簡単にシートが外せてベビーキャリアとして持ち運べるようになるトラベルシステム。マキシコシが有名ですね。海外ブランドのベビーカーには、マキシコシを取り付けられるタイプのものが多くあります。チャイルドシートと合わせて検討しているのであれば、同じブランド内でトラベルシステムを展開しているベビーカーや、マキシコシが取り付け可能なベビーカーを選ぶという手もあります。

 

[24] フットマフ・レインカバー・モスキートネット

別売のオプションとして用意されている機種もあれば、標準装備で同梱されている機種もあります。どれについても、違うメーカーのものを使うこともできますが、特にフットマフなどは純正オプション品の方が取り付けも簡易にできることが多いですし、デザイン的にもシートと同じ柄になるので標準装備されていると嬉しいですね。

 

[25] ドリンクホルダー

あると意外と便利なのがこれ。ペットボトルや水筒などを挿しておけるホルダーです。純正のドリンクホルダーがないベビーカーに後付けするためのクリップネジ止め式のホルダーもありますが、うまく取り付けられるものを探すのは意外と面倒ですし、見た目的にも純正で付属されているものの方がスマートです。

 

 

(いざ、購入する前に)

どのベビーカーが「良い」かは、使う人によって異なりますよね。使う時期や環境、家族構成、移動手段など、ベビーカーそのものの違いを見比べるとともに、自分たちにとって「良い」ベビーカーとはどんなものかを確認しておきましょう。

・ 使い始める時期は?

新生児期から使うならフルフラットにできて対面式のものを、腰が座る頃まではお下がり品やレンタルでしのいで、6~7ヵ月頃以降で使うならバギータイプを。フルフラット&対面で使う期間はせいぜい数ヶ月間です。

・ 使い続ける期間は?

2~3歳まででベビーカーを卒業する子もいれば、4歳頃までベビーカー大好きな子もいるようです。いつまで使うかはお子さん次第かもしれませんが、長く使い続ける可能性がある(もしくは、長く使い続けたいと思う)なら、強度の高いものや、耐荷重の大きいもの、やや大きめのサイズのものの方がいいかもしれません。

・ 使う人の身長は?

メインで使う人の身長が150~160cmくらいならコンパクトなものでも構いませんが、夫婦の身長差が30cm以上あるような場合は、ハンドルの高さ調整ができるものの方がよいでしょう。

・ 主な交通手段は?

電車、バスが多いのか、徒歩が多いのか、自家用車での移動が多いのか。例えば、公共交通機関の利用が多い場合は、ベビーカーの横幅が普段よく使う駅の改札を通れるサイズかどうか、車中で使わないときに折りたたみやすいかどうか、といった点をチェックする必要が出てきます。

・ 主な利用目的・利用環境は?

買い物のときに使うことが多いなら、買い物袋を引っ掛けやすいかどうか、保育園への送り迎えで使う(保育園に置いておく)なら、折りたたんだときに自立するかどうか、移動経路に段差や踏切が多いなら走破性の高いタイヤかどうか、階段があるなら重量が軽いかどうか、など、利用目的と利用環境を可能な限り具体的に想定した方がいいですね。

 

 

*** あとがき ***

あえてチェックリストには入れませんでしたが、最終的に一番大事になるのは「価格」かもしれませんねー。スポンサー(祖父母)がついてくれれば問題にはならないかもしれませんが・・・。

 

 

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